「歌心とはなんぞや?」~読譜力をつけよう~ [尺八練習記]

10月22日、7回目のレッスンです♪
今回から長沢勝俊先生作曲のオリジナル曲を使っての練習がスタートしました。
知っている曲であれば歌詞からもどんなイメージの曲であるか掴みやすいのですが
オリジナル曲=知らない曲 を演奏するためには、
譜面からイメージを読み取っていく力=「読譜力」 を養う必要が出てくるわけです。


今回のレッスンメモ...〆(..*)"

☆練習曲1番「春の宵」
・自然なクレッシェンドとデクレッシェンドをつける
mp(1小節目)→mf(5小節目)の部分は書いてなくても自然なクレッシェンドがつく。
8小節目のデクレッシェンド=休符の前でブチっと切るなよ、という念押し。

・練習番号①→最初の8小節のバリエーション
ただ単に棒吹きせずに、最初の8小節のバリエーションであることを意識して
区切る場所を考えて吹くように。

・練習番号②
8小節でmp→mfになるので最初の部分の倍かけてmp→mfになっている
=ペースを考えてクレッシェンドしていくように!

・練習番号③
3小節目の「レ」はハではなく「右手・左手の指を全て離す」にしたほうが
倍音系列が同じになるため音程が安定する。4小節目の「レ」はハでOK。
前後のつながりを考えて運指を使い分けられるようにしましょう!
右手・左手の指を全て離して「レ」の音を出す際、音が安定しづらい場合には
一孔とツの半音孔を塞ぐと安定する(プラ管「悠」の性質)。
この運指で「レ」が出せると「シレシレシレ…」が楽になる。
左手親指が孔から離れにくいのでしっかり開けられるようにしましょう。


☆練習曲2番「冬の星」
・タンギングと指打ちを曲想で使い分ける
練習するときには両方で吹いてみて、イメージに合うほうを選択し、そちらに統一する。
どちらか片方しかできないからそちらを使うというのではなく
両方で練習してみてその曲を表現できると思う方を、自分の意思で確信を持って選択すること!

・裏拍からの吹き出し(↑の続き)
現代的な処理方法ならタンギングを使うのが一般的だが、
音の立ち上がりの際に指で打って吹き始めるのも尺八らしい。
どちらも使わない、というのは吹き出しがぼやけてしまうのでナシ。
行き当たりばったりでタンギング・指打ちを使うのではなく、
どちらを使うか曲想から決めること。

・練習番号②
指打ちを使って吹く場合には装飾符と指打ちの違いを出すこと。装飾符のほうがやや長め。


☆練習曲3番「雪の朝」
スラーの頭ではタンギングを使って吹き始める。

・練習番号①
8小節目「ラシレ」の「ラシ」にスラーがついており、
「シ」と「レ」の間にはスラーがついていないので区切る。
このアーティキュレーションが出てくると指打ちではなくタンギングを使わないと
表現しづらいので、この曲はタンギングを使って吹く。


☆練習曲4番「祭りのあと」
マルカートとスラーの吹き分けを表現する=この曲はタンギングで吹く。
ちなみにプロの方は
「タンギングで吹く曲でも、スラーの中で同じ音が続く場合には指打ちを使う」
というタンギングと指打ちを併用する技法を使うのだそうです。
この曲では該当部分がないのでプロの真似っこはできません(′∀`;)ゞ

・またまた出てくる「レ」の運指の使い分け
1小節目の「レ」は強く吹くためにハで吹いて、2小節目の「レ」は倍音系列を揃えるために
右手・左手全ての指を離した「レ」にする、という吹き方でもOK。

・練習番号①
「アクセントがついている音」と
「アクセントがついていない かつ スラーもついていない音」の吹き分けを表現する。

・一番最後の音
前の音からスラーでつながっていないので、一番最後の音だけは前の流れから分けて吹く。

 


合唱でも「ただ歌ってるだけじゃなくてさぁ…」と
みんなでよく指揮者先生に言われているのですが
「演奏」は聴いている人に伝えなきゃいけないんですよね。うぅ~ん、難しい~!!


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